会社の資本金を増やしたいのですが・・・
増資（募集株式の発行）をすることによって、当然ながら１株当たりの株式の価値や、会社の支配権に変更が生じますので、資本政策は慎重に検討する必要があります。
また、増資の手続は、非公開会社（譲渡制限会社）か公開会社か、あるいは第三者割当か株主割当か等によって若干異なります。
増資の規模によっては、本店の所在地を管轄する財務局に、有価証券届出書や有価証券通知書を提出しなければならないので、この点も考慮のうえ増資の計画を立てるべきでしょう。
なお、会社法の施行により、DES（デット･エクイティ･スワップ）の手法による増資の手続がより柔軟に行えるようになりました。
DESとは、会社に対して有する金銭債権を現物出資することにより、募集株式を発行する手続です。
これにより会社の負債が減り、代わりに資本が増加することとなりますので、事業再生や相続税対策などの場面でよく利用されます。
当事務所では、増資の手続について、スケジュールの策定からお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
